MSN

第45回(2006年02月08日放送)註釈

公式ブログ(2月08日分)

 前半50分→1月30日(月)@TOKYO-FM。前回のコルトレーン特集から引き続き
 後半1時間10分→2月6日(月)@渋谷。次回のJ-POP特集へ続く

 通称:ワープ回その2。番組前半と後半で収録日が異なる放送は第36回放送(2005年12月7日)以来。前回のコルトレーン特集の収録が3時間以上に及んだため、スタジオの関係で後半が収録できず、次回の収録日も決まっていなかった。前半はテーマなし、後半はWANTEDであんまりかけなかった音楽特集(前半)。編集ミス(?)で2/6に収録した全く同じインフォメーション音源が2回流れた(27時40分ごろと28時50分ごろ)。


27:00

なぎら健壱

 フォークシンガー/タレント。最近『タモリ倶楽部』の酒が飲めそうな回によく出てる気がする。(→公式


■小中野

 大谷の出身地、青森県八戸市の風俗街。思ってたよりずっと港町!(→地図


■ネイティブ・サン

 クロスオーバー/フュージョンのグループ。1978年結成。メンバーは、本田竹曠(ピアノ)、峰厚介(サックス)、村上寛(ドラム)、川端民生(ベース)、大出元信(ギター)。(→ファンサイト


 ■本田竹広

 ジャズピアニスト。2006年1月没。晩年はサン・ラ化していた。マント。薬のやりすぎで黒鍵が紫色に視えたらしい。(→公式ファンサイト


  ■本田さんの息子

 ジャズドラマー、本田珠也のこと。後に菊地成孔ダブセクステットに参加。(→公式

PLANET X

PLANET X


 ■『ネイティブ・サン』

 1978年発表のデビューアルバム。曲のタイトルは当時中学生だった吉澤はじめがつけたらしい。(→公式

ネイティブ・サン

ネイティブ・サン


  ■ネイティブ・サン「スーパー・サファリ」

 『ネイティブ・サン』収録曲。マクセルのカセットのCMに使用された。視聴はこちら(HMV)。映像はどこかのバンドによるカバー。


   ■同年ヒットしてたリー・リトナーのバンド「フレンドシップ」に入ってる有名な曲のパクリ

 78年の『Friendship』収録曲「It's A Natural Thing」のこと。

Captain's Journey

Captain's Journey


林栄一

 サックス吹き。山下洋輔とよく演ってた。(→公式


奥田民生

 ピチカート・ファイブの『月面軟着陸』版「これは恋ではない」でラップしてたけど、これがリイシューの際削られるおかげで、この盤だけプレミア化してる。しかもあんまよくない。


景山民夫

 こうふくのかがくだいひょう。


影山ヒロノブ

 アニソン歌手。すぱーきん。


菊池寛

 小説家。ポンドキクチ。


中上健次

 小説家。佐藤友哉『灰色のダイエットコカコーラ』の元ネタ、「灰色のコカコーラ」を書いた。92年没。


川端康成

 小説家。集英社から出てる文庫の新装版は荒木飛呂彦画。

伊豆の踊子 (集英社文庫)

伊豆の踊子 (集英社文庫)


テクノポップフュージョンが生まれたのが同時期

 70年代の終わりくらい。


■CDが生まれた年

 1981年に誕生し1982年に発売された。クラシックやビリージョエル『ニューヨーク52番街』、『ナイアガラトライアングルvol.2』など。


MIDIが生まれた年

 そもそもMIDIとは、「電子楽器やコンピュータの間で演奏情報を伝達するための規格です。演奏情報とは楽器演奏の3大要素である音の「高さ、大きさ、長さ」および音色や効果を数値で表現したもの」であり、1982年に誕生した。(→参照


リー・コニッツ&ビリー・バウアー「インディアン・サマー

 Miles DavisLee Konitz『Ezz-Thetic』収録曲。51年3月録音のデュエット。「リー・コニッツががポリリズムに踏み込んでいる」。映像は54年の「サブコンシャス」。

エズセティック (紙ジャケット仕様)

エズセティック (紙ジャケット仕様)


■ろいし…ろいく

 白人/黒人または白人/黒人音楽系の総称。(→参照元


蔦屋重三郎

 版元/ネットワーカー(1750〜1797年)。歌麿写楽北斎山東京伝十返舎一九ら江戸時代の芸術家たちのパトロン。(→蔦屋耕書堂
 ちなみにレンタル屋の「TSUTAYA」という店名の由来は、創業者の祖父が営んでいた事業の屋号が「蔦屋」であったことと、江戸時代における情報流通の役割として「蔦屋」にあやかって、というのが由来らしいので、大谷さんの指摘は当たっている。(→TSUTAYAの由来(公式)

蔦屋重三郎の仕事 (別冊太陽 日本のこころ 89)

蔦屋重三郎の仕事 (別冊太陽 日本のこころ 89)


双葉十三郎

 映画批評家(1910年〜)。故・淀川長治の親友だったらしい。「スクリーン」での連載「ぼくの採点表」が有名。

ぼくの採点表―西洋シネマ大系 (1)

ぼくの採点表―西洋シネマ大系 (1)


リー・コニッツ&ロメロ・ルバンボ「黒いオルフェ」『ブラジリアンラプソディー』

 Lee Konitz & The Brazilian Bandの『Brazilian Rhapsody』収録曲。95年発表。「Manha De Carnaval(黒いオルフェ)」ギターはRomero Lubambo。

ブラジリアン・ラプソディ

ブラジリアン・ラプソディ


バグジー・マローン

 ラスベガスをカジノの街にしたギャングであるベンジャミン・シーゲルの半生を題材にした子供ミュージカル映画。邦題:ダウンタウン物語。監督はアラン・パーカー、音楽はポール・ウィリアムス。またOSTではライナーノーツをアラン・パーカー自身が書いている。

ダウン・タウン物語 (紙ジャケット仕様)

ダウン・タウン物語 (紙ジャケット仕様)

ダウンタウン物語 [DVD]

ダウンタウン物語 [DVD]


 ■「オーディナリーフール」

 ジョディ・フォスター扮する娼婦が歌っているがおそらく吹替だと思われる。のちにUA×菊地成孔でカバーした同曲は明らかにこのバージョンを参照してる節がある。


■ローリング20s

 アメリカの20年代は“roaring twenties”と言われ、「喧騒の20年代」のこと。ジャズと好景気の狂乱の時代。


オリバー・ツイスト

 ディケンズの小説。1838年刊行。

オリバー・ツイスト〈上〉 (新潮文庫)

オリバー・ツイスト〈上〉 (新潮文庫)


■アニー

 日本一有名なミュージカル作品。90年代、知り合いが出てたので見に行きました(チケット買わされて)。(→公式

D


■ニューハードオーケストラの宮間利之は[・・・]戦艦「山城」で何の楽器をやっていたのか?


■太田寛二

 ジャズピアニスト。(→公式:myspace


坂田明

 サックス奏者。山下洋輔つながり。80年代、小川美潮らと「Wha-ha-ha」というバンドを組むなど破天荒な活動で知られる。「上京したての頃、餃子ライスを“鮫”子ライスと読んでいたらしい」。(→公式


■「Here's That Rainy Day」『Modern Jazz Quartet with Paul Desmond

1971年。ミュージカルの曲をジャズでやってよくなった時代の証明でもある。映像は「グリーンスリーブス」。

Paul Desmond & Modern Jazz Quartet

Paul Desmond & Modern Jazz Quartet


収録後半開始


サディスティック・ミカ・バンド

 70年代に活躍した日本のグラムロックバンド。WANTED!第45回放送の収録前半と後半の間に、ボーカルに木村カエラを加え、再結成することを発表した。(→公式


 ■木村カエラ

 現代にグラムを蘇らせるのはこの人しかいないと個人的には思うのだが、スチャダラパーと演った曲もシングル初挑戦のバラードもなんか違ったなー。「BEAT」はすごくよかったんだけど。(→公式


 ■サエキけんぞう

 作詞家。(→公式

D


 ■「脳にファイアー!」『天晴』

 1989年発表。ミカ=桐島かれん時代唯一のスタジオアルバム『天晴』収録曲。作詞はサエキけんぞう。「目を開き窓を見て ウォウ〜オーライ! イッツパラダイス! 実はヘル!」とかよくわかんないけど何かすごい。

天晴

天晴


28:00


■hitomi「SAMURAI DRIVE」

 インディーズバンド(当時)であるcuneの『星をみてれば』のカップリング「SAMURAI DRIVE」のカバーで、hitomiの23枚目のシングル。2002発表。元・小室プロデュース。なんかいつ見ても肌が荒れてた。最近(2009年5月)また音楽活動を再開したらしい。(→公式

SAMURAI DRIVE

SAMURAI DRIVE



■ゲイリー・グリッター

 グラムロックのスター。(→公式

Rock and Roll

Rock and Roll


■ニュー着物


中森明菜

 少女A。ジョンB。微熱C。アトリエD。コードE。エロティックスF。プロフェッサーG。メガストアH。みーまーI。ソルダートJ。デンジャラスK。コータローL。サチコM。柚木N。アンナO。サイクロンP。スージーQ。超人R。ドクトルS。ブッカーT。エムシーU。ボルテスV。Wの庭園。闘龍門X。シーディーY。ジェイZ。


竹の子族


一世風靡セピア


■路上パフォーマンス族


■ロンドン・・・観光パンク


アン・ルイス


■振袖グラム→ジャパングラム+ヘビメタ→グラムが定着せずにゴスロリ


ポール・スミス

 イギリスのファッションブランド。あのマルチストライプなんで流行ったんだろう。(→日本公式


エディ・スリマン

 ファッションデザイナー。元ディオールのディレクターでゲイ。コレクションにプロのモデルを使わず、その辺の中性的な少年を連れてきたりしたらしい。(→公式


■「ディオールオムを着る女がかっこいい」というしかけの失敗


亀田三兄弟ドルチェ・アンド・ガッバーナ


■一番上は長男

 みんなのうただんご三兄弟」のこと。


長南亮・・・ピラニ

 格闘家。渾名はピラニア。U-FILE CAMP出身で、PRIDE崩壊後、現在UFCで活躍中。(→公式


エスクワイア・・・メガネ特集


■日本ではシャネルといったらハイヒール桃子


ブレッカー・ブラザーズ「サム・スカンク・ファンク」

 『ヘビーメタル・ビーバップ』収録曲。1978年発表。ロングアイランドのマイファーザーズプレイスで演ったライブにオーバーダビングしたもの。ドラマーがテリー・ボジオ。「ビーバップが持っていたテクニカリズムをエレクトリックによって拡大した音楽」。※映像はオリジナルメンバーじゃないです。なかった。

ヘヴィー・メタル・ビバップ

ヘヴィー・メタル・ビバップ


 ■デイヴ・リーブマン

 サックス奏者。マイケル・ブレッカーと共にポストコルトレーンと呼ばれた。映像ではソプラノ。


 ■フラックザッパが用意したアルバムでもある

 『ZAPPA IN NEW YORK』のホーン隊がブレッカーブラザーズで、ドラムがUKの2ndで叩いてたテリー・ボジオ。「ザッパは腕利きミュージシャンを転がしてるだけなんだけど、このアルバムがザッパの手のひらの上転がってると思うと痛快。」(菊地)

Zappa in N.Y.

Zappa in N.Y.


スター・ウォーズ


スター・トレック

スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! [DVD]

スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! [DVD]


■リッチー・ホゥティン

 ミニマルテクノオリジネーター。2006年冬季オリンピックに楽曲提供しておりWANTED!水曜日では菊地・大谷に向けたメッセージが放送された(ちなみに他の曜日は放送されてない)。『DE9 Transitions』所収。(→公式

De9: Transitions (W/Dvd)

De9: Transitions (W/Dvd)


■Sim feat.Kamura Moe「646」

 Sim feat. Kamura Moeの音源はオンエア当時リリース先が決まってなかったが、MIDI Creativeから同年10月発売された。

common difference

common difference


 ■MIDI Creative

 MIDIレコード内にあるインディーレーベル。社長である大蔵(YMOの元マネージャー)さんが気に入ったアーティストで、メジャーではちょっと売り上げ的にきついけど良いアーティストならリリースできるらしい。HACOの1stとかも出してる。テニスコーツ周りとかkazumasa hashimotoとかも。いいレーベルだ。(→情報元※コメント欄


表参道ヒルズ

 3日後ちゃんとオープンしました。(→公式


秋葉神社

 詳しくはこちらで→秋葉神社 −「秋葉原」の地名の由来となった神社(秋葉原マップ)


将棋会館

 東京将棋会館のこと。(→地図


 ■20歳の竜王

 渡辺明のこと。(→公式


カウント・ベイシー

 デューク・エリントンと並ぶビッグバンド、カウント・ベイシー楽団のリーダーでありピアニスト。79年没。


 ■Count Basie『Atomic Basie』

 1957年に発売されたアルバム。原爆ジャケット。アレンジャーはニール・ヘフティ。51年の再結成後の、所謂ニュー・ベイシー期の作品。

Atomic Mr Basie

Atomic Mr Basie


  ■Count Basie & His Orchestra「Lil' Darlin」


  ■ニール・ヘフティ

 アメリカのトランペッターであり編曲家。「Lil' Darlin」とバットマンが2大名曲。2008年没。

 
ムーンライダーズ「Don't Trust Anyone Over Thirty」

 1986年発表『Don't Trust Over Thirty』表題曲。暗い。
 「Don't Trust Anyone Over Thirty」とは、学生運動の時の標語でもある。2005年には、DJ TATSUTARHYMESTERをフィーチャーして「Trust Over 30」を発表するなど、今なお効力を失わない強烈なセンテンスであることが伺える。

DON'T TRUST OVER THIRTY

DON'T TRUST OVER THIRTY


Duke Ellington「Jungle Kitty」

 1965年発表の 『Concert In The Virgin Islands』収録曲。

Concert in the Virgin Islands

Concert in the Virgin Islands

予定

2月9日(木) 菊地、第一回革命舞踏会@九段会館(ゲスト:内田也哉子
2月10日(金) 菊地、パール兄弟「Remodel 80's」@新宿LOFTにゲスト出演。KQLDでライブ&鈴木慶一菊地成孔サエキけんぞうによるトークショー。(→公式
2月11日(土) 菊地、Showa Neuf Zeroー新昭和零年@倉敷東映菊地成孔渚ようこトークショー
2月12日(日) 大谷、mas live@恵比寿みるく(→公式

曲目リスト

1. Native Son / Super Safari 『Native Son』(1978)
2. Lee Konitz & Billy Bauer / Indian Summer 『Ezz-Thetic』(1952)
3. Lee Konitz & The Brazilian / Manha De Carnaval 『Brazilian Rhapsody』(1995)
4. 表記なし / Ordinary Fool 『Bugsy Malone Original Soundtrack』(1976)
5. Modern Jazz Quartet with Paul Desmond / Here's That Rainy Day 『Modern Jazz Quartet with Paul Desmond』(1971)
6. サディスティック・ミカ・バンド / 脳にファイアー! Brain's On Fire 『天晴』(1989)
7. The Brecker Brothers / Some Skunk Funk 『Heavy Metal Be-Bop』(1978)
8. Richie Hawtin/ The Tunnel 『De9: Combined』(2006)
9. Sim feat. Kamura Moe / 646デモ?(2006)
10. Count Basie / Lil' Darlin 『Atomic Basie』(1957)
11. Duke Ellington / Jungle Kitty 『Concert In The Virgin Islands』(1965)

参考文献・URL

 WANTED!オンエア曲まとめサイト菊地成孔大谷能生
http://wantedcojp.web.fc2.com/wanted/kikuchi.html

 その他いろんなところを見ました。個別には各項参照。引用(括弧書き)は断りのない限りラジオでの発言を元にしています。


 まだまだ不十分なのでつっこみ・訂正・補完等あればおねがいします。