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《THE UNIVERSE 月曜日》文字起こしvol.3:松尾潔×久保田利伸対談(2008年3月31日放送)vol.3 【MISIAとのコラボレーション】

KC「お2人のちゃんとしたデュエットというのは初めてなんですか?」
久「もちろん!」
KC「でも、MISIAが「インディゴ・ワルツ」(久保田利伸『Such A Funky Thang!』所収。1988年発表。MISIAによるカバーの初音源化は2003年)を歌ったりとか、久保田さんが曲を書き下ろしたり(MISIAの『Singer For Singer』に「Let It Smile」「Holy Hold Me」を提供。2004年発表)だとか、面識は前からおありになったんですよね?」
久「先に曲を渡して、俺がニューヨークにいるときにレコーディングは終わったんだけど、「ちょっとここをこうしてほしいな」という箇所があって、俺が(締め切りに)間に合うタイミングで帰ってこれたもんだから、その時にMISIAのスタジオにお邪魔して……それが初対面だね」
KC「では、ヒューマンなやりとりっていうのは、今回が初めてだったんですか?」
久「そうそう。話をじっくりしたのも、レコーディングスタジオで歌い合ったのも、初めてでしたね。MISIAの方もデュエットするのが初めてだったらしくて」
KC「そういえば、MISIAはあんまり人とやるイメージないですね」
久「俺もあんまり日本人のアーティストとどうこうっていうのがないし」
KC「僕からすると、久保田さんもMISIAも前から知ってるし、近いところにいるような錯覚があったんですけど……ファンもかなりの部分重なってると思うんですけどね」
久「そうだよね。すごく大ざっぱに言っちゃえば、曲のスタイルが《あっち側》か《こっち側》かって言ったら、《こっち側》だからさ。色んな歌のスタイルがあるけど、ギミックのない直球勝負な歌で、それでどこまでも行っちゃえ!みたいな。そういった意味では、聴く人は同じツボで喜んでくれてるのかなあと」
KC「さっきの流れで言えば、(19)82年におけるルーサー(・ヴァンドロス)とシェリル・リンの出会いみたいな事ですかね?」
久「それはねぇ、曲を聴いてもらったら余計わかっちゃうかもしれない。その意識で聴いてもらうってのはおもしろいなあ」
KC「それでは聴いていただきましょう。久保田利伸さんフィーチャリングMISIAで、「フライング・イージー・ラヴィング・クレイジー」」


久保田利伸 feat. MISIA「Flying Easy Loving Crazy」
www.dailymotion.com
♪Blown Stone「If You Love Me」

Brownstone - If You Love Me _ Original Video W/ Music

KC「今日のゲスト、久保田利伸さんの新曲で、フィーチャリングMISIA「フライング・イージー・ラヴィング・クレイジー」、そして(19)94年に遡りましてブラウン・ストーン「イフ・ユー・ラブ・ミー」」
久「これはね、まず松尾潔に聴かせたかったんだよね。曲の一番大事な部分に一箇所、何かを匂わせる。「匂わせる」んだよ!「同じ」じゃなくて」
KC「さっきなぜシェリル・リンをかけたか、なぜあれだけルーサーの話をしたのか、おわかりになれば幸いです」

FLYING EASY LOVING CRAZY

FLYING EASY LOVING CRAZY

SINGER FOR SINGER

SINGER FOR SINGER

SLOW JAM (CCCD)

SLOW JAM (CCCD)