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『フ式』比較《第四章》(文庫P212〜259) vol.2

  • 主な変更箇所

P217 殺そうが「何しよう」が→「犯そう」
P218 「罅割れた」壁→削除
P220 「昨日の雨などスッカリ忘れてしまったような」→削除
P221 追加→「あんだけやっといて反省か。『あれほど傍若無人な行ないのあと、奇妙なことに彼は恭々しいまでの態度に変わり、凍てついた雪のなかで躓かないよう彼女に手をかし、歩道にもたせかけてあるオートバイのところまで案内するのだった』みたいな気分かな」
P221 停車場所「森の奥」→「森の手前」
P222 「精神を不当に傷付けられた際に出す声」→「精神を不当に傷つけられて、思わず云ってしまった」
P223 「凄い事」→「とんでもないこと」
P235 「ヒステリックグラマー」→削除
P236 明日美「声が震えていた」→削除
P240 「ここ数日は曇りがちな天気だったので、気が滅入っていたのだが、九月に入った途端に陽気が戻って来た」→削除
P242 「百メートル走。学校のグラウンドで祁答院唯香が走っている。どこから見たって、あのお嬢様に運動神経と云う奴が備わっているようには見えなかった。」→「車に乗った僕のすぐ前を、祁答院唯香が歩いている。散歩なのか買い物なのかは知らないが、屋敷を出て歩いている。」
P242 「間の抜けた表情と云う訳ではない。どちらかと云えば」→「ほとんど」
P242 「何度走ってもビリだった」→「あまりにも無防備に」
P242 「そんな光景が微笑ましくて、グラウンド脇に駐車した車の中でコンビニで買ったベーグルを食べていた僕は思わず吹き出した」→「やろうと思えばいつでもやれた。でも僕は温和な微笑みを浮かべながら徐行運転を続けるだけ。そりゃそうだ。」
P242 「僕は咽喉につまったベーグルを午後の紅茶で胃に落としながら祁答院唯香の監視を続ける。彼女の優しげで物憂げな双眸は、いつもここではないどこかに向いている気がしてならなかった。一体何を見ているのだろう、なんちゃって。」→削除

  • 夏季休暇中につき、唯香の行動が散歩に変更

P245 「しかしワル乗りしているのに、言葉は真実を告げているところが妙に虚しかった」→削除
P245 「そりゃまたどうして。突き刺しジャックは日常生活の中で鏡を見ない人間なのかな?」→削除
P251 「マグナム」→「マグナム44」
P258 追加→「鏡癒奈のサーガは僕ごときに語る資格はない」